兵庫県加西市に位置するタカガワオーセントゴルフ倶楽部は、1993年に開場した加藤福一設計による18ホールの名門コース。
コースレート73.4という上級者向けの設定でありながら、丘陵コースならではの戦略性と美しいロケーションで多くのゴルファーから支持されています。
本格的な料理を提供するレストラン「ラ・マンチャ」や、70ヤードまで打ち込める練習場、さらにはサウナ完備の温浴施設まで、プレー以外の施設も充実。大阪から約1時間という好アクセスも魅力の一つです。
この記事では、実際のプレーヤーの声や統計データを基に、各ホールの攻略法から料金システム、施設情報まで徹底的に解説していきます。
これからタカガワオーセントでのプレーを検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
タカガワオーセントゴルフ倶楽部レビュー|コース情報
プレーに関する基本情報を中心に、服装や施設の利用方法、料金体系まで細かく解説していきます。
特にレストランはゴルフ場の枠を超えた評価を得ており、練習設備も充実。これからご利用される方に役立つ情報を、項目ごとに詳しくご案内します。
服装/ドレスコードについて
タカガワオーセントゴルフ倶楽部のドレスコードは、プレーヤーの快適性と品格の両立を意識した設定となっています。
プレー中は上着の裾をズボンの中に入れることが必須で、この規則は厳守が求められます。
喜ばしい最新情報として、ショートパンツ着用時のショートソックスが解禁されました。これにより、特に暑い季節のプレー時の快適性が大幅に向上しています。
7~8月の夏季期間中はブレザー着用が不要となり、よりカジュアルな服装でプレーを楽しめます。
一方で、ジーンズ類やサンダルでの入退場は固くお断りされています。
また、一般的なフォーマルな服装での来場が求められ、特にクラブハウス内での身だしなみには気を配る必要があります。
ゴルフ場側も、マナー違反があった場合にはプレーをお断りする可能性があると明記しており、服装面での規律は重視されているようです。
食事/レストラン/バイキングについて
レストラン「ラ・マンチャ」は、単なるゴルフ場のレストランという枠を超えた、本格的な食事処として高い評価を得ています。
【メニューの充実度】
和洋中と幅広いジャンルのメニューが用意されていますが、特筆すべきは単なる品数の多さだけでなく、一品一品のクオリティの高さです。
例えば天ざる讃岐うどん(1,485円)は、コシのある麺とサクサクの天ぷらが絶妙なバランス。温かい天うどんへの変更も可能で、季節に応じた楽しみ方ができます。
人気メニューの神戸ポークの厚切りロースカツ膳(1,980円)は、地元兵庫の銘柄豚を使用した看板メニュー。
サーロインステーキ焼肉膳(2,090円)も150gとボリューム満点で、オージービーフの旨味を存分に味わえます。
【地産地消へのこだわり】
但馬鶏の鉄板焼き(1,815円)や鮭の親子丼(2,145円)など、地元食材を活かした料理も充実しています。
特に但馬鶏の鉄板焼きは、サラダと味噌汁、ご飯が付いた定食スタイルで、ヘルシーながら満足度の高い一品です。
【リーズナブルな価格設定】
昼食付きプランの方に嬉しいのが、追加料金なしで選べるメニューの豊富さです。
淡路島オニオンカレー(1,485円)やカレーラーメン(1,485円)など、スタンダードなメニューも充実しています。
【嬉しいサービス面】
ご飯のおかわりや大盛りが無料という点は、特に男性プレーヤーから好評です。
麺類の大盛りは165円(税込)、ダブルは275円(税込)と、リーズナブルな追加料金設定も魅力的です。
【バイキング形式の日も】
特定の日にはバイキング形式での提供もあり、エビの天ぷらや様々な和洋中の料理を好きなだけ楽しむことができます。
下手なホテルのバイキングよりも品数が豊富で、質も高いと評判です。
【利用しやすさ】
ゴルフをプレーされない方でも食事だけの利用が可能な点も、地域の方々から支持されている理由の一つです。
家族や友人とのランチ利用にも最適です。
【個室利用について】
コンペルームは4室あり、9人から100人まで収容可能です。
接待や記念日のプレーでの利用はもちろん、大規模なコンペの際も快適に利用できます。
【営業時間と注意点】
朝食は7:30~10:00(611円~)、昼食は10:00~14:30(1,426円~2,852円)となっています。
ラストオーダーは14:30なので、遅めのプレー後の食事利用を考えている場合は要注意です。
ゴルフ場のレストランとしては珍しく、喫煙席も用意されているので、たばこを吸われる方も気兼ねなく利用できます。
ただし、混雑時は少し配膳に時間がかかることもあるので、スタート時間に余裕を持った利用をおすすめします。
練習場について
練習施設は充実しており、10打席の練習場は飛距離70ヤードまでボールを打ち込むことができます。
料金設定は24球220円(税込)と、近隣のゴルフ場と比較してもリーズナブルな価格となっています。
設備面では、アプローチ練習場とバンカー練習場が完備されており、ドライバーの使用も可能です。
練習場から直接芝打ちはできませんが、アプローチ練習場では本番さながらの練習が可能です。
また、レンタルクラブ(3,300円~)やレンタルシューズ(1,100円)も用意されており、急な機材トラブルにも対応できる体制が整っています。
ラウンド前の調整やレッスンにも十分な環境が整備されているといえます。
料金について
料金体系は非常に明確で、昼食付きプランを基本としているのが特徴です。
メンバー料金は平日セルフ(4B)で総額6,020円、土日祝は総額9,320円と、コストパフォーマンスの良さが際立っています。
ビジター料金は平日セルフ(4B)で総額8,110円、土日祝は総額17,020円です。
キャディ付きプレーを希望する場合は、別途料金が必要です。メンバーの場合は1組につき14,300円(税込)、ビジターは16,500円(税込)となります。
これはご利用人数に関係なく、一律の料金設定となっています。2B・3Bでプレーする場合の追加料金については、スタッフに確認が必要です。
キャンセル料について
キャンセルポリシーは比較的厳格で、特に土日祝日は注意が必要です。
プレー日の6日前(土曜プレーの場合は6日前の日曜日)から、1組につき10,000円のキャンセル料が発生します。これは日程変更の場合も同様の扱いとなります。
年末年始・GW・お盆などの特別営業日も同様の規定が適用されます。
ただし、ハーフプレーについてはキャンセル料の対象外となっているため、初回や時間に制約がある場合はハーフプレーの予約を検討するのも一案です。
コンペでの利用時は、土日祝ともに1組減少につき10,000円のキャンセル料が発生します。
ただし、3名組については3組までは許容されるようです。早めの同伴者確定が推奨されています。
アクセスについて
立地面での最大の魅力は、中国自動車道・加西ICから約5kmという好アクセスです。高速道路を降りてからも迷いにくく、初めての来場でもストレスなくたどり着けます。
大阪からは約1時間という距離感も、日帰りゴルフには最適です。
公共交通機関でのアクセスは、JR神戸線・加古川駅からタクシーで約30分となります。駅からは若干距離がありますが、ゴルフ場までの道のりは自然豊かな景色を楽しめます。
駐車場は十分なスペースが確保されており、大型コンペの際も安心です。クラブハウスまでの導線も考慮されており、荷物の運搬もスムーズです。
なお、スタート時刻の30分前までにはフロントでチェックインを済ませる必要があります。
タカガワオーセントゴルフ倶楽部レビュー|深掘り情報
各ホールのデータを分析し、効果的な攻略法をお伝えします。
また、多くのプレーヤーから寄せられた口コミ情報も交えながら、コースの特徴を多角的に解説していきます。
難易度は?
タカガワオーセントゴルフ倶楽部の難易度について、ホールごとの詳細なデータを基に解説していきます。
まず全体的な印象として、コースレート73.4という数字が物語るように、かなりの実力が要求されるコースです。
各ホールのHDCPと詳細データを見ていくと、最も難しいとされる18番ホール(パー4・428ヤード)は、パーオン率がわずか5%という驚異的な数字を記録しています。平均スコアも6.01と、アマチュアゴルファーにとってはかなりの難関です。
このホールはOB率39%、バンカー率23%という高い数字も記録しており、正確なショットが求められます。
続いて難しいのが2番ホール(HDCP3)です。558ヤードというパー5ホールで、FWキープ率が35%、OB率41%という厳しい数字が示すように、ティーショットの正確性が重要になってきます。
また、4番ホール(HDCP1)も要注意です。395ヤードのミドルホールですが、右OBが大きな特徴で、FWキープ率は46%にとどまります。
加えて、バンカー率も30%と高く、グリーンまでの道のりは決して平坦ではありません。
グリーン周りに目を向けると、ペンクロスベントの芝が使用されており、9フィート前後のスピードが出ます。
特に晴天時は速さが増し、下りのパットは非常に慎重なタッチが必要です。アンジュレーションも効いており、2パットをキープするだけでも一苦労です。
また、コースの設計者である加藤福一氏の意図が随所に感じられ、単に距離だけでなく、戦略性の高さも難易度に大きく関係しています。
フェアウェイのアンジュレーション、バンカーの配置、池の位置など、すべての要素が絡み合って、プレーヤーの実力を試すコースとなっています。
攻略方法は?
タカガワオーセントゴルフ倶楽部の攻略には、各ホールの特性を理解し、的確な戦略を立てることが重要です。コースの特徴を活かしながら、スコアメイクのポイントを詳しく解説していきます。
【OUT コースの攻略法】
1番ホール(パー4・368ヤード)は、軽い打ち下ろしの右ドッグレッグです。
FWキープ率48%と比較的高めですが、OB率も35%あるため、左サイド狙いが安全策となります。FWはゆるやかな起伏があり、自然な地形を活かした展開が期待できます。
2番ホール(パー5・536ヤード)は、緩やかな打ち上げで距離のあるロングホール。前述の通りOB率41%と高いため、欲張らずに3オン狙いが賢明です。
FWキープ率35%という数字が示すように、距離よりも方向性を重視したティーショットが求められます。
特に注目すべきは8番ホール(パー3・164ヤード)で、池越えの美しい名物ホールとなっています。
パーオン率34%という数字は他のホールと比べて高めですが、池に入れると一気にスコアを崩す可能性があります。
OB率はわずか5%と低いため、グリーン手前でも十分な攻略となります。
【IN コースの攻略法】
10番ホール(パー4・385ヤード)は打ち下ろしのミドルホールです。OB率40%と高めなため、フェアウェイ中央を狙う慎重なプレーが推奨されます。
FWキープ率も40%と平均的な数字で、無理のない戦略が功を奏します。
12番ホール(パー3・154ヤード)も8番同様、美しい池越えのショートホールです。
パーオン率32%と比較的チャンスの多いホールですが、OB率4%という低さを考慮すると、グリーン手前のスペースを使った安全策も有効です。
18番ホール(パー4・428ヤード)は、最も難しいホールとして知られています。
パーオン率わずか5%という厳しさですが、FWキープ率39%という数字を見ると、まずはティーショットの正確性が重要だと分かります。
【全体的な攻略のポイント】
- ティーショットは安全策を重視
フェアウェイは比較的広めですが、OBエリアも多いため、飛距離よりも方向性を重視します。特にFWキープ率の低いホールでは、クラブ選択を1番手下げることも検討しましょう。 - 池越えホールの対策
6つある池越えホールでは、特に慎重なプレーが求められます。キャリーを稼げる場合でも、池手前の安全なエリアを狙うことで、大きなスコアロスを防ぐことができます。 - グリーン周りの戦略
ペンクロスベントのグリーンは速さがあり、アンジュレーションも効いています。アプローチでは、できるだけピンの下を狙い、上りのパットを残すことが重要です。 - バンカー対策
コース全体でバンカー率が高めのため、グリーン周りでは特に注意が必要です。可能な限りバンカーを避けるラインを選択し、ピンへの距離よりも安全性を優先しましょう。
このように、タカガワオーセントゴルフ倶楽部では、無理のない堅実なプレーを心がけることが、良いスコアにつながる可能性を高めます。
特にOBや池の配置を意識した戦略的なプレーが、このコースでは重要となってきます。
口コミ/レビュー
タカガワオーセントゴルフ倶楽部の口コミやレビューを分析すると、食事の質の高さや設備の充実度に関する好評価が目立ちます。
一方で、コースコンディションに関する指摘も見受けられます。
実際のプレーヤーの声を詳しく見ていきましょう。
良い口コミ
プレーヤーからの高評価が特に目立つポイントを、具体的な声とともにご紹介します。
悪い口コミ
改善を望む声として、以下のような指摘が見られます。
タカガワオーセントゴルフ倶楽部レビュー:まとめ
それでは最後に、この記事の内容をまとめます。